b83743年生で円を学習します。
これは,その円のソフトです。

点アから6cmの所に点をうちます。
点が増えると,どんな形になるでしょうか。

1点から等距離にある点の集合体。
平面なら「円」。
空間なら「球」。
大人には,「当たり前じゃん。そんなのもわからないの?」と感じ取れる所ですが,算数発展途上中の子ども達には,これは意味が通じにくい世界です。

点アから6cmの所に点を打つことは,2年生の長さの勉強でしています。
だから,それを2つ3つ4つと増やしても,大して問題なかろうと思うのですが,そうはいきません。
長さの時は,1つだけしか点を打たなかったので,「6cmの点は1つ」と自動的に思っている子がいるのです。
それを2つ3つ・・・・と打つと言われても,どんな風になるのかイメージがわきにくいのです。

そんな思いから作ったのが,このソフトです。
ご覧のように,右端にある桜スライダーを下に下げるだけで,点の数が次第に増えていきます。
見ているだけで,面白いです。
最大,点の数は360個まで増やすことができます。
小さな点ですが,360個も並ぶと,隣同士がくっついてしまい,円に見えます。

こういう点の数を自動的に増やしたり,減らしたりする様子は,普通見ることができません。
ですので,子ども達は驚きと関心を持って画面を見てくれます。
円はラインなのですが,実は,点の集合体なんだと感じ取ってくれます。
数学的な感覚が習得できますね。

何度か見た後,「同じようにしてみんなもノートに点アを書いて,そこから6cmのところに点を打って,円を作りましょう。」と授業をしたら,面白いでしょうね。
「大変だ!」と感じられてきます。
そうなったとき,コンパスの登場です。
「実は,こんないい物があるのです。」とコンパスを出すと,「コンパスだ!」と知っている子が声を上げてきます。
道具のありがたさが少し伝わりますね。

コンパスのことを江戸時代には「ぶんまわし」と呼んでいました。
行為がそのまま名称になった感じですね。
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算数ソフト
クラウド版(Aタイプ):インターネットに接続できるところで使うタイプです。
ダウンロード版(Bタイプ):1度ダウンロードしたら,ネットが無くても使えるタイプです。

3年生の「円と球」用のソフトは,7本収録されています。
どれもこれも,いい感じのソフトです。
算数ソフトで授業が大きく前進しますね。