2年生の算数で,「1万までの数」を学習します。

  左は「1万までの数」の中の「算用数字を漢数字に直す」学習で使う算数ソフトです。

  「3789」と示されていますが,このような数字を「アラビア数字」とか「算用数字」と呼びます。

  この「算用数字」を「三千七百八十九」といった,漢数字に直す学習が,この単元の中では出てきます。

  「3789」は「さんぜん・・・」と読むから,「三千・・・」と書きます。と教えるのが普通の教え方です。

  これを一歩豊かに教えたいと持ったら,ソフトの「3789」の数字をドラッグして下さい。

  ご覧の通り,「3789」の数が,まるでカードが重なっていたかのように,分かれていきます。

  見ただけで,「3」は単なる「3」ではなく,「3000」の「3」だったんだとわかります。同様に,「7」は「700」の「7」。「8」は「80」の「8」なんだ!とわかります。

  「3000」「700」「80」「9」の数カードが重なって「3789」を形成しているのです。

  漢数字に直す学習をしながら,算用数字の表し方が,実は数の重なり(「数の重層構造」と言います)によって形成されていることがつかめたら,これは算数を豊かに学んだことになります。
  このソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の2年3巻に収録されています。お持ちの先生,ぜひ,算用数字をドラッグして,子ども達に数の重層構造を見せてあげて下さい。この豊かさは,3年生で学ぶ「かけ算の筆算」で大いに力を発揮してくれます。