4年の変わり方のソフトです。
  三角形の増減をクリックボタンで行うように作っていたのですが,スライダーに直しました。
  この方が連続的な変化を感じるからです。

  子ども達に「連続的な変化」を感じ取らせることは,算数教育において,とても重要です。
  教科書・黒板は算数の断片を見せるにとどまっています。それを文字や言葉で説明的に補って,連続していることを理解させているのが,これまでの算数教育です。
  子ども達の理解ために,良かれと思って行っている「説明的に補う」ことが,子ども達の興味関心を損ない,反って逆に,理解の妨げになるのです。でも,そうするしかなかったのが,これまでの算数教育なのです。

  算数ソフトの使用は,この「説明的に補う」ところを極めて高いレベルで,不要にしています。スライダーやクリックボタンの機能により,個々の現象の関係性の把握を容易にし,一つのまとまりとして把握できるように,子ども達の頭が働いてきます。これこそ,算数ソフトを使った新しい算数教育の特徴です。デカルト的発展がソフトを使うことで算数教育に実現するのです。
  
  ところで,このスライダーですが,私の見てきた狭い範囲ですが,他の算数ソフトでは見ることが出来ませんでした。作り手にスライダーという発想が無いのかもしれません。 あるいは,スライダーを作ることが大変なのかもしれません。
  ソフト開発は,どのソフトを使って開発をするかによって,作りやすい事柄,作りにくい事柄がでてきます。私はたまたまディレクターというソフトで開発をしているので,このスライダーはそれほど困難無く作ることが出来ます。
  算数ソフトを作る場合,この「スライダー」が作れないと,高い表現ができません。算数の重要なポイントである「連続感覚」の表現が出来ないからです。これから先,必要な所にスライダーがついていない算数ソフトは,「学習品質」が低いと評価される大きな要因となります。
  「学習品質」の高い算数ソフトを,この先もディレクターでどんどん作っていきます。どうぞ,ご期待ください。

   上の4年生の変わり方のソフト,「もっと!算数」サイトにアップします。無料です。ぜひ,ご覧ください。
  http://www.mott3su.jp/