とっても人気のある,速さを体験するソフトです。
  これは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の6年2巻に収録されています。

  このソフトを見たことがある先生に,お話をします。

  「速さ」が,「道のり」と「時間」で決まることは,このソフトを使って,体験的に理解できます。[速さ]ボタンをクリックすると,その式も登場します。
  基本的には,これでとても良い授業が展開できます。

  これに,一つだけ,「押さえ」を加えることができます。それは,「分数」を見せることです。
  上の画面のどこかに分数の線(括線)を引くことができます。すぐに,わかったと思います。先生のお考えの通り,そこに線を引くと,急速にどうやって計算をしたらいいかがわかってきます。これが,「1時間あたり(時速)」という単位量を求める式につながります。

  高学年の算数は,「分数が支配している」と考えても差し支えないほど,分数で考えるとあれこれが「はは~ん,なるほど!」となります。
  具体や半具体と分数を結びつけるようにするのも,問題を解く一つの有力な方法となります。