【横山験也のちょっと一休み】№.2951

愛用していた電卓が2つあるのですが、それがほぼ同時に壊れました。
一つは普通の電卓で、もう一つは分数の計算ができる小学生用の電卓です。


壊れても修理できればいいのですが、液晶がダメ、ボタン反応がダメというのは、修理のやりようがありません。
そうなると、購入となります。

電卓を初めて購入したのが大学生の頃で、その頃、電卓購入の友達も多く、電卓の面白い話をしてくれた仲間もいました。

「電卓は正確だけど、電卓にもできない計算があるんだ!」
と妙に嬉しいそうに話してくれたのは、
1÷3×3が0.99999999999・・・
になるという話。
実際にやってみると、その通りで1になりません。

その当時、学生気質で妙な蘊蓄を垂れるのがそれなりの文化となっていました。

「電卓は順番に計算するけど、
自分たちの計算には順番と言う時差を考慮していない。」
さらに、
「要するに、2つ以上の演算が含まれる計算では、時間が止まっているのだ。
計算に時間がかかっても、計算自体に時間の流れがないのだ」
というようなことを論じていました。

すると、
「あほか、桁数制限がある中で、小数で計算を進めるという無理をしているから、そうなっているだけ」

学生時代をちょっと思い出し、新しい電卓で「1÷3×3=」をやってみたら、今も、答えは「0.9999999・・・」だったので、妙なところでホッとしました。

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