野口芳宏先生,有田和正先生が御登壇されるので,フォーラムに参加してきました。
セミナーはとても面白かったです。
名人が昔生み出した授業を,今の若い先生がICTを使って実践します。
それをVTRで見て,名人があれこれお話し下さいます。

斬新なフォーラムでした。

今回の参加者について,facebookで話題になっていました。
島根の足立先生,飯國先生,片寄先生と,愛知の古田先生とは,オフ会を!と盛り上がっていました。
その通り,オフ会が開かれ,そこには,村岡さんと,熊本の前田先生も御一緒でした。

一番不思議な感じがしたのは,足立先生,片寄先生,飯國先生,古田先生とは,この日,初めて会ったのです。
ですが,facebook上での話題が共通しているので,爆笑と共に話しが進みました。
もっとも印象的だったのは,飯國先生のジュラルミンのカバンです。
私のような年齢には,3億円事件が浮かんでしまいます。

オフ会は盛り上がり,足立先生から島根県のグループに誘われました。facebookのグループです。
なんだか,面白いなあと思いつつ,参加することにしました。

主催者の玉置先生とも久しぶりにお会いしました。
5年ほど前でしょうか。愛知のセミナーに講師として呼んでいただいた事があります。
再会できて,何よりでした。

堀田先生と初めて御挨拶をしました。
これから先,いろいろと交流が深まる予感がしています。
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道中,読んでいたのは『数のユーモア』。
スタートはあまり面白くありませんでした。
でも,「月のただち」と出てきたところから,急速に面白みを感じるようになりました。
「ただち」というのは,「直ち」のようで,直径という意味に読み取れます。著者の吉岡先生も「直径」と解釈していたので,なかなか良い感じに読めました。

不思議なのは,面白くないと思った本でも,途中で面白い内容が出てくると,その後は急速に楽しい気分になります。読み進めることが楽しくなってくるのです。
そうして,何とはなく,好きな本の一冊に入っていきます。

こういう,読んでいる自分の気持ちを急速に好転させる所。
そこを私は「神の舞い降りる所」と思っています。お正月で言えば,門松です。
そういう縁起の良い門松のある本でした。

この本には下巻もあるので,近日中には読んでしまおうと思っています。
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そうそう,この本に,旧暦の1年がおよそ354日だったことが出ていました。閏月が2年半に1回ぐらい生じることになります。こういうのも面白いです。

個人的に,太陽暦に切り替わった明治5年にちょっと興味を持っています。学制が頒布された年でもあるからです。
この年は,12月2日で終わりました。でも,旧暦のままなら,その翌年には閏月がありました。
でも,翌年は太陽暦なので,閏月は消えました。
そうして,政府は12月は2日しかないのだからといって給料を支払わなかったそうです。
なんと,当時の政府は財政難だったのです。
公務員への給料支払いを減らしたかったので,太陽暦をこのタイミングで強引に入れ,12月分と,翌年の閏月分の合計2ヶ月分の給与支払いを霧のように消してしまったのです。

本を読むと,これまでの関心所とあれこれ繋がることが増えてきます。
閏月の感覚が『数のユーモア』でつかめたので,良い感じが一層高まりました。
たくさん読めば読むほど,面白くなってくるのが読書です。