ルワンダ人のガブリエル氏がさくら社にインターン生として来ています。

ガブリエル氏はとても真面目で勉強熱心です。
ですので、日本人も総じて勉強が大好きということを、歴史的にもお伝えしたいと思い、本棚から江戸時代の本を取り出しました。
右の本です。

これは、当時、「節用」と呼ばれていた、家庭用百科事典です。
中を開くと、まあ、いろいろと載っています。
歴代の天皇のことも載っていれば、幕府の将軍も載っています。
日本地図も世界地図も。
武具や衣装についてもかなり載っています。
算数も載っていて、載っている算数が全部わかれば、大したものだと思えるほど高度です。

内容の説明をしても、たぶん、ピンと来ないと思います。
ですので、「和綴じ」という本の作り方が昔の日本で広く普及していたことを伝えたいと思います。
そのあとに、洋本が日本に入り込んで来たことをうまく伝えられたら、元来日本人は本好きと分かってもらえると思います。

近所には古本屋もたくさんあります。
とくに大和屋さんには、江戸時代の本が山のようにおいてあります。
見学できたらと思います。

神保町の古本屋は、なんでもありの古本屋ではなく、専門店になっています。
私がよく行く明倫館は理数系の古本の専門店です。
メールマガジン「ぼうけん」の編集長をしている山本校長も明倫館には足を運んでいます。
街を歩けば、国文専門の古本屋など、いろいろとあります。

全く関係ないのですが、神保町の駅の近くには、猫の本をたくさん集めた本屋があります。
こちらは古本屋ではなく、普通の本屋さんです。