b8098家の玄関の靴をそろえる宿題。
これを続けている内に,玄関の履き物はそろっていないとちょっといやだなという気持ちが生じてきます。
整っていると美しいと感じる心。
整頓されていると美しいと感じる心。
この心を玄関を見ることで,感じるようになるのです。
そう感じる子が一人でも出てきたら,宿題を出した甲斐があったというものです。

多くを望む必要はありません。
それでも,普通の宿題では得られない思わぬ良いことが出てきます。
禁欲的に,玄関の履き物に焦点を絞って,宿題を出していきましょう。

『行儀作法の教科書』次第に,靴の脱ぎ方などにも興味を持ち始めて来ます。
「入り船で入り,出船で出る」
まだ,ことわざになるほど普及していませんが,こういう言葉もあります。
前を向いて靴を脱ぎ,手で靴の向きを変える。
これが昔からの履き物の作法です。

こういう作法も教えてもらえるなら,教えて欲しいという気持ちが高まってきます。
知れば知るほど,知りたくなるのが文化です。
宿題に余裕がある先生,ぜひ,玄関の靴をそろえる宿題を出してみて下さい。
懇談会もちょっと変わりますよ。
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