野口芳宏先生からお電話をいただき,12月10日(火)は木更津技法研に参加することになりました。
私と同世代の多田元樹先生が県の教育功労賞を受賞されたので,その祝賀会を開催するそうです。
技法研に関わった先生方が集まるのですから,レポートも登場する祝賀会になるのではないかと思っています。
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b8517東京に出るその道中は基本的に読書です。
先週末は,久々に『淮南子』を読みました。

淮南子と言っても,ピンと来ないと思いますが,人間万事塞翁が馬のお話しが載っている中国の古典です。
紀元前140年頃に記されたそうです。

今回読み返して,「あっ,すごい!」と感心させられたのは,「君が道を知るについては,やはりこつがあるのかね」との下りです。
普通に読み下し文だけを読んでいると,ラインを引いたり,付箋を貼ったりするほどの所ではありません。サラッと読み流してしまう所です。
今回は,ちょっとゆったりとして,楠山春樹先生の記された背景も楽しみながら読んでいました。そうしたら,目を見張る解説がされていて,思わず膝を打ちました。
それから,その前後を夢中になって読み返し,ハッと前を見たら,降りる駅でした。

この本は,淮南子が抜粋されて載っている本なので,できれば,全文を読んでみたいと思い,新釈漢文大系の淮南子(上)を注文しました。著者は同じく楠山春樹先生ですので,注釈におおいに注目しながら,読み進めたいと思っています。