古典教材,「いなばの しろうさぎ」の模擬授業が良かったです。
 古典教材は教材そのものに力を感じます。「八十人」と書いてありますが,これが「八十神」のことで,「やそかみ」と読みます。ちょうど80人いるわけではありません。「八十」は「たくさん」という意味です。ふくながたけひこさんが書いた「いなばの しろうさぎ」ですので,子ども達向けに今風の文章になっています。当然のこととして,「八十人」のように字面では読み取れないところも出てきます。そこを補うのが先生の役割となります。かなり高尚な立場になります。先生の専門性が光るときです。

  「因幡の白兎」は『古事記』に載っています。野口先生は素材研究として『古事記』の「因幡の白兎」を読むことを進めていました。