コドモノシツケ書名がいいですね。
そのものズバリ,『コドモノシツケ』です。

中を開くと,時代の気合いを感じます。
この本は国民学校の時代に発行されていた作法の教科書です。
利用年限が短いので,発行部数も少なく,今となってはなかなかお目にかかれない本です。

また,戦後になると,作法は授業がなくなりました。
作法の本も小学校で使われていません。

結果的に,小学校で使った最後の作法の本として位置付いています。
資料的価値はかなり高いです。
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新学期。
姿勢の指導をされている先生,「今度の先生は,立腰の先生!」と子ども達に言われるぐらい粘り強く進めて下さい。
授業参観観で親御さんがきっと喜ばれます。
立腰の森信三先生もきっと喜ばれます。

そうして,1年生の先生。
時々,「日本の昔話」を語っていただけますか。
長年語り続けられてきた昔話には,孝行とか敬愛とか難しい言葉を言わなくても,日本人が大切にしてきた感情や感覚が込められています。語ることで,子ども達の心にじんわりと伝わっていきます。
お話を語ることで代々伝えられてきた日本人の感性ですが,今,学校の先生が語らないととぎれそうな様子になってきています。
姿勢と同様,取り戻していきたい日本の教育文化です。
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