御茶ノ水の駅近くに、湯島聖堂があります。
そこにあるのがこの孔子像です。

孔子は上背のある人だったのですが、この像もかなり大きいです。
近寄ってみると、上からぐいぐい来るものを感じます。
孔子はそういう人ではないように思うのですが・・。

ウィキによると世界最大の孔子像とのことです。

孔子像を見ていると、自然と感動をします。
改めて勉強をしなければと感じてきます。

崇敬の念に浸りつつ、ふと近くを見ると、碑があります。

「有教無類(ゆうきょうむるい)」
「教え有りて、類無し。」
像からの感動とはまた違う、学問としての感動が走ります。

大事なことは、教えがあるかどうかですよ。
生まれついての差なんか、大したことないですよ。

この言葉、もちろん論語の一節です。
論語には、この言葉の後に、もう一つ、よく似た言葉が出てきます。

「性相近し。習い相遠し。」
生まれつきの天性には大して差はありませんよ。
でもね、習うことで違いが大きくなるんですよ。

孔子がいかに教えること習うことが大事なことだと考えていたかが分かりますね。

『日めくり 教室論語』も大いに勉強になります。