『教師のチカラ』8号の校正が届きました。

かけ算九九のテストで,平均点98.75点を出した渥美先生の実践を中心に原稿を書いています。

日頃の指導に,算数ソフトを加えたら,この素晴らしい結果になりました。
「算数教育」始まって以来の,画期的な変化が起こっているのだと思っています。

算数ソフトの果たした役割は,黒板では実便できない「同時認識」です。
「図」「数」「かけ算の式」「たし算の式」
この4つを,「3×1」から「3×9」まで,順次,同時に見ることができます。

そのため,1串3個の団子が7串になるころには・・・・
これは,「3」が7つであり,「3×7」とかけ算では書く。
たし算では「3+3+3+3+3+3+3」とかくけど,ちょっと大変。
こういうことが,頭にどんどん入っていくのです。

クリック一つで,上り・下りの切り替えができるので,頭の中はかなりしっかりしてきます。
算数ソフトが,こういう部分を担ってくれるのです。
その上に,教える先生の力が発揮されます。
かけ算が子ども達にフィットするように指導が進み,素晴らしい成果につながるのです。

九九のソフトについて,一昨日,「算数数学好きを増やす会」のメーリングリストにメールがありました。
藤本先生からのメールです。ご紹介します。
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 先日、2年生の教室で、算数ソフトを使って、T1で授業をしました。
 6の段です。同学年の先生も、参観され、算数ソフトのできばえに感心していました。
 かけ算の算数ソフトは、「○の段、上り下り、練習」の3点セットがそれぞれの段にあります。

●かけ算だけではなく、言葉の式、数量、たし算の考え方が、いつもで切り替えることができることが利点です。
 とかく、かけ算カードで練習するときは、かけ算カードだけとなりがりです。
 かけ算九九を練習しているときも、時々、言葉の式や、数量に切り替えて、かけ算の意味理解をさせることができます。
また、絵には数字もでますので、わざわざ「6+6+6・・・」をしなくても、かけ算九九を覚えていれば、便利というかけ算の便利さにも気付かせる
ことができます。
もちろん、フラッシュカードのように使うことができます。

●子どもたちが、喜ぶのは忍者です。上り下り九九が言えるようになると、ランダムに問題を出すことができます。
 かけ算九九は、まさにかけ算の理解、活用、習熟ができる絶品です。
 3年生以上の教室でも、十分に活用できます。
 かけ算の意味理解や、便利さを再認識することができます。
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素晴らしいコメントです。

算数ソフトを使った授業のあり方を,この先も研究していきたいと思っています。