中村堂の中村宏隆社長と一献傾けました。
私もお世話になっている日本標準を退職され,昨年の7月に新しく創業したのが中村堂です。
4月に刊行予定の
『コミュニケーション力あふれる「菊池学級」のつくり方』
『小学生が作ったコミュニケーション大事典 復刻版』
の話しで盛り上がりました。
さらに,5月には,
『徹底反復叢書① こんときどうする?日々の指導に生かす徹底反復』
が刊行されます。
今をときめく,菊池先生,陰山先生の書籍です。発売が楽しみです。

中村社長と話していると,次第に話しが沖縄になります。
印象深いテーマパークの話しや,離島を全部回ろうと思っていることなど,ビックリするような話しの連続になります。
話の途中で,中村社長がとある写真を一枚見せてくれました。
そこに映っていたのは,大きなだるまです。
聞けば,深澤先生からのプレゼントだそうです。
写真のだるまには,まだ,目玉がかかれていなかったので,はやく1つ書かないと・・・と,ここでも話が盛り上がりました。
それにしても,深澤先生は義理堅い先生ですね。

中村社長と店を出たときには,神保町も一面雪でした。
人通りが全くなく,珍しい光景でした。
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今日,大分の道徳研究会の会長をされている古城校長先生とお会いし,道徳や幼稚園の話しで盛り上がりました。
古城校長先生は,道徳研究会の会長をされているのですが,大分市,大分県,九州と,3つの研究会の会長を兼任しています。
そればかりでなく,大分市の幼稚園の園長先生の会の会長と,大分県の副会長もされています。超多忙な校長先生です。

面白かったのは,幼稚園の話しです。
幼稚園と保育園の始まりの話しは歴史的な話しで,聞いていて実に面白かったです。
たまたま,1日前に家で読んでいた『明治時代の小学校』(大森久治著)にも幼稚園の始まりが載っていたのですが,そこは今は読まなくて良いだろうと読み飛ばしていました。
読んでいれば,さらに,盛り上がれたのに・・・と,ちょっと残念に思いました。
家に帰ってから読み返しましたが,女紅場(じょこうば:女性の仕事場)に幼稚園を併設したことなどが載っていました。
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道中,読んでいたのは,『経験と教育』です。
デューイの本です。
「質的経験を整えることこそ,教育者に課せられた仕事なのである」
デューイが算数のことを念頭に入れていたのかどうかはわかりませんが,算数でもこれは重要なポイントです。
算数的な経験,つまり,「視覚的に算数を見る」という経験が,子ども達の算数力を大きく左右します。
その歴史的典型例は,デカルト座標です。
数をライン上に配置することで,数を視覚的にとらえる事ができるようになりました。
その後,急速に数学は発展したのです。
同様に,ソフトで算数を視覚的に見る体験を積むと,どうなるでしょう。
全国の先生方が実証しているように,子ども達の算数力は向上するのです。
「視覚的算数体験」
ここをおろそかにした授業は,よくわからない子をそのままにしがちです。