【横山験也のちょっと一休み】№.3150

『大人を本気にさせる子どもたち』の発売記念セミナーに参加しました。
著者の福田先生、山田さん。
それに、熊本の前田先生がゲストです。

3人の話は実践での話でしたので、実に具体的で面白かったです。

この本に出てくる「空き家」の実際の写真も見ることができました。
探究への入り口を自分なりにあれこれ考えることができました。

司会は山口先生。とても、なめらかで、話の運びが上手でした。
世の中には、MCの才に長けた先生もいるのだなぁと感心しました。

この本の中には、かなりガツンと来ることが書いてあります。
とくに、「ため」の話は秀逸です。
福田先生は、ここだと言う時に、意図的に「ため」を設けています。
山田さんは、仕事人として言葉を発すると、そこに自然と「ため」がセットされています。
実にすごい、二人だと思いました。

もう一つ。子どもたちが、山田さんから合格と言われなかったときにそなえての話も良かったです。
福田先生、事前に子どもたちにインタビューをして、成功・失敗の心構えをつくっていました。
これは、人生の結構大事な所を含んでいます。
①チャンスは誰にでもある。
②チャレンジ・努力もできる。
しかし、
③成功の保証はない。
この③を理解して②をやり抜くことです。
人生にとっても大事なポイントですので、探究でも大切な根本なのだろうと思えています。

スタッフのミーティング中、前田先生が、福田先生は教育を大きく改革していく人、というようなことを言っていました。
実際、福田先生の話を初めて伺い、その片鱗があるなと、私も感じました。

第2回目のセミナーは、9月17日。
テーマは「本気になった大人たち~コロナ禍におけるオリパラ開催の裏側」です。
スピーカーは、福田先生、山田さんの他に、金沢市オリンピック関連推進事業室の篠田さんと灰屋さんです。
第2回目は、異業種との交流を生み出していく所の話と感じています。私の人生が、ちょっと一味違う歩みになっているのは、大筋この異業種とのお付き合いと言えるほどです。
探究の学習だけでなく、自分の人生設計を少し考えている先生にも、何か感じ取れる話になるのではないかと思います。
私はとても楽しみにしています。

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