次の指導要領の時代から,小学校でもプログラミング教育が始まりますね。
これは,とても良いことです。
プログラミングができるようになると,コンピュータを思い通りに動かせるようになります。
これは,「コンピュータでの物作り」なので,精通すればするほど,精巧な物作りがコンピュータでできるようになります。
この方面,「隅々まで力を抜かずに精魂込めて!」という気質が日本人にはあるので,きっと20年,30年後には,今の私たちには考えつかないような秀逸なものを創り出す日本人が続出するだろうなと,私は思っています。

指導要領では,プログラミングを学ぶのが児童・生徒となりますが,個人的には,志ある小学校の先生にも大いに学んで欲しいと思っています。
なぜなら,日本の小学校教育が非常に優れいているからです。
その優れた教育文化をコンピュータを通じて形にできる先生が増えたら,どうなるでしょう。
日本の小学校教育が質の高いレベルで安定するようになり,歳月を重ねることでその高いレベルを持続的に上昇させる仕組みができます。
これは,当然のように,世界の途上国の教育へも応用することができます。

ですので,指導要領の改訂だけでなく,現役の先生がプログラミングの専門学校に3年5年と通えるような制度を作って,「指導法」という教育の無形文化財を,コンピュータを通じて形あるものに変えていける先生も輩出して欲しいです。

何で,こんな風に思うのかというと,15年前にプログラミング教育を自分で自分に実践した私が,今は,国際協力機構(JICA)の委託を受けてアフリカのルワンダの教育にかかわるに至っているのです。
もし,プログラミング教育を施さなかったら,私は観光目的以外で海外に出ることは決してなかった思います。

日本が世界から愛されている今の時代に,世界に誇れる教育を次々に形にしていくことも,日本の小学校教師の成すべき事の一つだと思っています。

ところで,今月の「チーム算数」は13日(土)です。
場所はいつものジョナサンです。
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