b8093植田先生のクラスの正面黒板の上。
「立腰」が掲げられています。

しかも,写真にはポイントが3つ示されています。
1,背もたれに背をつけない。
2,深く腰をかける。
3,足を床につける。

とくに,「足を床につける」は,意外と重要なポイントになっています。

足を前に出すと,腰が曲がりやすくなります。電車でも態度の悪い人はたいてい足を前に放り出しています。その人の腰や背をみると,いかにもだらしない状態になっています。
教室でも,足を前に放り出していたら,姿勢が悪くなり,心も影響を受けることがあります。

逆に,足を椅子の下に入れるようにすると,腰は立ちやすくなります。
足の形が正座に近づくからです。
ただ,足を引くのは見た目がやや悪いので,足を床につける座り方が推奨されています。

ところで,2年生の算数で秒を学習します。
その時,10秒はどれくらいか,30秒はどれくらいか,とストップウォッチなどを使って体験する学習もします。
立腰を学習しているクラスは,この短い時間の体験を,「立腰+目つむり」でやってみてはいかがでしょう。
静かに目をつむります。自然,心が落ち着くことを学んでいくことになります。

戦前には,授業のはじまりに黙想をしている学校もありました。
全校生徒が落ち着き方を学ぶのですから,いい学校だったのだろうな思います。

植田先生のクラスが今年度も落ち着いた良いクラスになりそうで,とても嬉しいです。
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