この図が,「作法 教えの図」です。

真中に表されているのは,「自分」です。
両脇の空欄には,自分を高める言葉が入ります。
初心者なら「辛抱我慢も七日か十日」。
大人でしたら,それに「外が内を養い 内が外を資ける」を加えます。

「作法を学ぶ」とは,その所作を学ぶに止まりません。
人の道を正しく歩む心も同時に養えるのです。
それ故,ふさわしい適切な言葉も学び,それを書き記すようにします。
学びが高まれば,自然,書き表す言葉は変わってきます。

先日,チーム算数が開催されました。
私の目の前に座っていたのは,城ヶ崎先生です。
城ヶ崎先生には,12月の例会で手の置き方の話しをしました。
「何もしていないときの手は,どうしていたらいいのか」
「なぜ,そうするのか」
お話ししたのは,一度です。
それなのに,城ヶ崎先生の姿は実に凛とし,終始,感じの良い雰囲気を出していました。
一つの作法を知ること。
わずかなことですが,これが意識を変え,姿を変えていきます。

次回のチーム算数では,この「作法 教えの図」を配り,少しお話しをしたいと思っています。