【横山験也のちょっと一休み】№.2967

来年は2021年となっています。
21年の3月は、私が小学校を退職して満20年を迎える時となります。
そのことに、さっき気が付き、ふと、退職してから20年に近づきつつある今も、まだ算数が好きというのは、かなり特殊な人間なのだろうと思いました。

これがもし、学級経営が大好きという状態だったら、退職と共に次第に興味が移り変わっていただろうなと思います。
どう考えても、さらなる探索ができそうにないからです。

算数は、教科書の中の算数もあれば、歴史上の算数もあり、また、日常に算数関連のあれこれもあります。
さらに、本もどっさりあります。買っても買ってもまだまだ読んだことの無い算数の本がたっくさんあります。
また、内容的にも速習系もあれば、じっくり系もあり、私のような変化球系もあります。
そうして、算数は世界共通なので、世界へも挑戦できる大変珍しい世界を持っています。
こういう面白い世界とかかわりを持ち続けて、生きて行けていることは、これはありがたい事です。

そんなことを思ったのですが、今日は珍しい漢字を一つご紹介します。
戦前の算数の本の表紙に、本のタイトルとして書かれていた漢字です。学校の「学」という字なのですが、片仮名の「ホ」がくっついています。奇妙です。
旧字体の「學」とも違います。
「學」から「学」へ移り変わる時に、この漢字を経由していたとも思えません。
一体、この漢字は何なんでしょう???

本を最後まで読んだのですが、この漢字についての言及はありませんでした。

この本は昭和15年の本ですから、もしかしたら、その当時、巷で使われていた略字かもしれません。
「慶応」という漢字を、まだれの中に「KO」と書くような、活字には無いタイプの略字だったのかもしれません。

こんなことでも、ちょっと気に留めていると、10年後ぐらいにふと何かわかることがあります。
こういうのも楽しみの一つです。

それにしても、変わった漢字です。

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