池田久美子先生の『視写の教育』(東信堂)です。
視写の効力がどれほどあるか,それが書いてあります。

読みながら思ったことは,素読を実践している先生にもオススメだと言うことです。
素読の効力と比較しながら読み進めると,これまで気がつかなかった素読の効力を見いだすことができるように思えています。
そうして,もし視写の実践も行ったらどうなるか,それを思うと,夢が膨らみます。

この本を読んで,視写は掘るとかなり大きな宝が発掘できるのではないかと感じました。
どんな宝なのかは,研究をすることで発掘し続けた人が見つけるので,私には分かりかねますが,ただ,感じることは,私が進めている「作法」「姿勢」に匹敵する,人々のためにとても役立つ研究成果につながるということです。私も狭い範囲でも視写を研究してみたいと思います。面白い研究対象です。