友人の神藤先生からメールが届いていました。今朝の読売新聞の「編集手帳」で『明治人の作法』が扱われているとのことでした。
  http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20110611-OYT1T00898.htm?from=navlc

  『明治人の作法』は,何をどうするというハウツー(術)で書いた本ではなく,今の作法の源が明治時代の小学校から始まっていたことなど,作法の「理」なども記した本なので,目先だけでなく歴史の流れで物事を考える方に向いた内容になっています。
  若い人はどうしても「術」を求めますが,その「術」には,「なぜ?」とか「根本」とか「そもそも」とか,そういう「理」がその中に同居しています。
  「術」を知ることは「理」を知ることにつながり,「理」を知ることで「術」が生きます。
  術を「体」と見れば,理は「心」です。
  行儀作法は動作・所作を学びつつ,心のあり方を学ぶ勉強です。
  
  算数ソフトの開発をしていますが,これも作法と考え方は同じです。やり方という「術」と,これはどういう事なのかという「理」を知ることで,なるほど!と思えてくるのです。