新作を1つ作りました。
1年生の「100までの数」で使える算数ソフトです。

クリックすると,問題が登場します。
「93より 5大きい数は?」
「45より 3小さい数は?」
こういった問題が,ジャンジャカ登場します。

気を配ったのは,数直線です。
基準となっている元の数から,「大きい場合は右へ」。
「小さい場合は左へ」とテープが伸びるようにプログラムしました。

左右どっちにテープが伸びるか。
これがなかなか重要なところなのです。

通常の感覚では,「大きい」と記されると,図体が大きいとなります。
「5大きい」と言われれば,元の状態より5だけ見た目が大きくなるのが,通常の感覚です。

でも,算数にはこういう日常的な感覚を受け入れない世界があります。
数直線は,まさにその世界です。

数直線は左に小さい数,右に大きい数を表す約束になっています。
ですから,右に行けば行くほど大きく,左に寄ればどんどん小さくなります。

その理解ために,93というのは,「0から93までの長さ(量)」を表していることを理解しておく必要があります。
それを『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(1年2巻)に収録されている「100までの数」ソフトで十分に理解していることを前提に,このソフトが作られています。

元の数から見て,「5大きい数」というのは,元の数から右に5めもり分移動した位置。
元の数から見て,「3小さい数」というのは,元の数から左に3めもり分移動した位置。
数直線上での「大きい」「小さい」の感覚を学べるようにと作り込んだのがこのソフトです。

中学で「93+(+5)」や「45+(-3)」といった数の計算を学ぶときも数直線で思考します。
学年はかけ離れていますが,考え方は通じています。
数学に通じる学習を,1年生から視覚的にしっかり学べるのです。
大きな力が付きます。
有り難いです。

近日中に,もっと算数サイトにアップします。
御活用ください。