楽しくするには,楽しくなるような問題を複数用意することが一番の道です。
面白くする工夫の代表格は,「外材の工夫」です。
「もも」とか「くり」とかポピュラーな物でなく,「クラスの子の名前」とか,「有名人の名前」とか,逆立ちしている恐竜など「奇抜な様子」など,子ども達がググッと引き込まれる材料を提示して,楽しませる工夫です。
このような工夫は,算数そのものとは関わりのない,外側の工夫なので「外材の工夫」と呼んでいます。(山中伸之先生から学びました)
算数ソフトにも外材の工夫が出てきますが,今回は問題文はシンプルなままで,図に工夫をしました。
算数に関わる図への工夫ですので,今回のは「内材の工夫」となります。
問題文に「ももより 2こ おおく」とあります。
この2こ増やすところを楽しめるようにしました。
特に,力を入れたのは,藤本先生イチオシの「判定」をできるようにしたことです。
2つ増やしたつもりだけど,それで正しいかどうか「けってい」ボタンを押して判定できるようにしたのです。
こういうところで楽しめる問題が8問もあるのですから,途中から子ども達に変化が起きてきますよね。
城ヶ崎先生のクラスなら,きっと4問,5問目当たりから,頭に図が浮かぶ子が出てきます。
図を見せる前から,「先生,図が見える!」と言い出す子も出てきそうです。
ノートのマスを使って図を描きたくなる子も出てきそうです。
そんなちょっとした一言を耳にして,「自分もかける!」と思う子が出てきます。
こうなってくると,授業の展開も面白くなってきます。
ソフトを見終わった後,奥田先生なら押さえの掲示物をドーンと提示しそうです。
そこに授業のやりとりで出てきた一言を書き加えるなどして。
「先生,さすが!」と子ども達もにっこりしてきますね。
算数を楽しめる状態,算数面白いと思える状態を作れれば,子ども達の力はどんどん高まり,先生の心も軽くなります。
このソフト,完成したらアップします!しばらくお待ち下さい。