8720_3003年生の文章問題のソフトです。

公園に子どもがいて,4人帰り,6人帰り・・・と書いてあります。
ここを読んで「ひき算だ!」と思って,引き算で計算をすると,×になります。
帰っているのに,たし算で考えないと,この問題は解けません。

引き算に見せかけて,実はたし算で解く
このような問題は,俗に「逆思考」と呼ばれています。

こういう単元では,テストをやると,×が並ぶ子がたくさん出てきます。
その直後に,個人面接があると,「先生,内の子は,どうも文章の問題ができなくて・・・」「先生,家でどんな勉強をさせたら・・・」と,相談を受けることがあります。

逆思考の問題は,さすがに文意をとらえないと,解答できないので,「先生,やっぱり,読書でしょうか」と一言言われると,「そうですね。読書が一番ですね」と答えてしまいます。

でも,本当に読書をすれば,この手の問題が解けるようになると思っている先生は,いません。自分が一生懸命に教えてダメだったので,ちょっとお手上げとなり,家庭でできることとなれば,やっぱり本を・・・と消極的になっていることを知っているからです。

そういう話しを,チーム算数で城ヶ崎滋雄先生としていました。
文章問題を解く基本中の基本は,「文章に逆らわないで読む」ことです。
出てきた順に,「そうですか」「そうなんですか」と,淡々と図を作り進めると,それなりに解法が見えてきます。
しかし,難しいのは,図を作る行程を子ども達に見せるところです。
どうにも,見せ方が難しく,ややもすると解説的になってしまい,子ども達の習得がイマイチになります。
その見せ方を簡単にできるようにと,ソフトを開発しました。城ヶ崎先生とのコラボソフトです。

こういうソフトで学ぶと,文章問題を解くことが,妙に面白いと感じる子が出てきます。次にどうなるのか,予想ができるからです。2問3問とやる内に,予想がズバリと当たり始めます。こうなったら,楽しいです。
ソフトで学んだ後,教科書やドリルで力試しをしてみたくなります。

このソフトも,近々,「もっと!算数」サイトのアップします。
もっと!算数にアップされているソフトは,どれも無料です。