チーム算数開催日でした。
城ヶ崎先生,佐々木先生,押田先生と私の4人です。

8731佐々木先生から,3年生の筆算の話しがありました。
目指すは,筆算の手順完全マスターです。
そのために,佐々木先生は「かけ算をして,たし算をして,積まで求める」という,従来の方法をちょっと止めて,「かけ算だけをする」という取り組みをしました。

右の画面で言えば,最初にかけ算をするのは「3×1=3」です。次は「3×3=9」です。
それから十の位に移り,「2×1=2」をやり,「2×3=6」をします。
これでおしまいにして,次の問題で練習をするというやり方です。

筆算のやり方に馴染んでもらうために,筆算を2つの部分に分解したのです。
1,「かけ算」部分
2,「たし算」部分

2の「たし算」部分は,たし算の筆算と同じ形ですので,やり方の理解はすでにできています。
しかし,1の「かけ算」部分は初登場です。
こういう初登場の部分を取り出して,そこを集中して繰り返す学習をしたのです。

話を聞きながら,これは効率の良い方法だと思いました。
そう思っていたら,佐々木先生から,算数ソフトはこういう繰り返しにも対応できる良いソフトだと話されたので,グッと来ました。

画像のソフトは、3年の3巻の「02B,2桁×2桁/筆算の仕方」です。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(3年3巻)
  0のかけ算とかけ算のきまり ソフト数13本
  かけ算のひっ算(1) ソフト数37本
  かけ算のひっ算(2) ソフト数13本
使えるソフトです。
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佐々木先生の工夫は,もう一つあります。
4人で1つの筆算に取り組むという工夫です。
1番目の人が,始めのかけ算「三一が1!」と言い,次の子が「三三が9!」といいます。
こうして4人が言い終えたら,次の4人にバトンタッチです。
クラスの子が1巡すると,9問も取り組んだことになり,効率的に目当てに向かって進んだそうです。
このやり方もグッドです。
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佐々木先生から,ソフトの御要望を1ついただきました。
工夫した筆算のソフトです。
その場で,こんな感じかなと話しをして,あっという間に,どんな作りにするか決まりました。
明日,作ろうと思います。