8611_400半年ほど前につくったソフトです。
5年生で勉強する図形の面積のソフトです。
少し動かしてみたのですが,実によく作り込まれています。良いなあと感じます。

長方形の中の水色と白。面積はどっちが広いかというような勉強の時に,大活躍するソフトです。

まずは,パッと見た感じで,どっちが広いか答えさせるのが一番取っつきやすいです。
簡単な問いなのですが,パッと見で判断させることは,算数では案外と重要な学習に通じます。およそで考える力を使うからです。

また,面白い効果もあります。
目分量で判断するにしても,あれこれザザッと図形をみて考えてから,どうやら半々だななどとたどり着きます。この過程を頭に通すので,この問題に頭が入り込んでしまいます。同時に,ちょっとはまってしまいます。

パッと見で判断させるのは,「概測」と「移入」の両面が得られるので,私は好きです。

見た目で判断したら,深く考えず,答えを見せてしまうのも良い授業になります。
結論が明確になるからです。
結論として,水色と白が等しいと分かれば,自然ととある気持ちがわき上がってきます。
「どうして同じになるのか」と頭が働き始め,理由を知りたくなってくるのです。
だいたい半々と思っていた事柄が,明確に半々だと示されると,頭の中でつじつまを合わせたくなります。
すでに,ざっくり考えて少しはまっているので,これでドツボに入り込みます。納得のいく説明を知りたくなってきます。
自然と考え始めます。

点オは自由に動かせるので,グイグイ動かして,辺や頂点にくっつけるとビビッとしてきます。
そこに追い打ちを掛けるように,「補助線」を出すと,ああ,そうか,などとなってきます。
このあたりの提示も,楽しくできますね。
そうして,子どもなりに証明ができてきます。嬉しい状態になるというものです。