85555年で円周率の学習をします。
関田先生が,算数ソフトを使って円周率の学習をしました。
その時の様子を,フェイスブックに載せてくれています。
--
本日もこちらのソフトで!
直径4cmの円を転がすと……。
子どもたちは、教科書の付録で、
「12.5cm!」
と、子どもたち。

先生は、パソコンしか持ってないからあ。と、クリック。
12.56cm と、表示。
「さすが、パソコンやなあ。」
と、小数第2位まで、表示されることに驚く。
わたしは、にんまり(笑)

順に、5cmは、15.7cmと表示。
子どもたちは、
「合ってたあ。」
と、喜ぶ。しかけは、次。

6cmは、18.84cm。
ここで、つぶやきや歓声は、減った。
2人の子どもが計算を始めた……。

7cmを転がすと、と、クリックしようとすると、21.98!と、声がする。

10cmまでに、円周率の3.14を理解した。

4から10cmのボタンを順にクリックするだけで理解。

やはり算数ソフトは、授業に必須です!
--
ソフトで4cmの円から順に,5cm,6cmと,円を転がしていったら,途中から子ども達は3.14倍することを理解したのです。
素晴らしいですよね。
関田先生の記事を読んで,感心したのは,4cm,5cm,6cmと3つの円を転がしたあたりから,円周の長さと推理出来る子がでてきたことです。

このことに関しては,山口の周南でも話しました。
1つの例からわかることは,想像的内容です。
2つの例を見ると,そこから頭は推理的になってきます。どうやら,こんなことが言えているななどと,頭が働き始めます。
3つの例を見ると,推理が確定し始めます。

関田先生のように事例を1つずつ示して行く指導法は,子ども達に算数的推理をうながす,実に優れた指導です。
こういう指導がどんどん行われて,「算数のきまりを発見する面白さ」を子ども達に体験させて欲しいです。
----
8554また,藤本先生からも嬉しいメールが届いています。
藤本先生は,子ども達が実際に計った円周の長さから,ソフトの表に記録をしていく学習をしました。
その授業をしながら,藤本先生は,「一生懸命に測定して,計算した児童が報われる」と感想を伝えてくれました。
嬉しいですね。

ソフトは教材ですので,使い方にきまりはありません。
ですが,関田先生や藤本先生がされたような,事例を3つ以上見せていくという方法は,実によい方法です。
算数の学習でもっとも大事とされる,「きまりを見つける体験」が出来るからです。