【横山験也のちょっと一休み】№.2656

■ 古代エジプトの円の面積の求め方 ■

先日、神田古本まつりで見つけた『世界史を変えた数学』を少しずつ読んでいます。
まだ、紀元前の所なので、およそ読んだとは言い難い段階です。

そこに、右のような図が載っていました。
この図は、紀元前1650~1500年頃に書かれた古代エジプトの「リンド・パピルス」に載っている円の面積を求める図です。

どうやって計算をするのかというと、全体を示している正方形から、四隅の直角二等辺三角形を引くだけのシンプルな方法です。
それでも、この方法の持つ円周率は3.16だそうです。
約3500年も前にこの正確さです。
古代エジプト人の学者は偉いです!!

こういった面積を知ることが必要になったのは、農耕をするようになってからです。
狩猟の時代には土地の面積を考える必要が無く、数すらもたいして重要ではありませんでした。
それが農耕をするようになると、面積を考えることが重要な思考となってきます。
田や畑ができ、どこからどこまでが誰の土地で・・・となったり、そこからとれる穀物などの量を計算するようになります。
古代エジプトでは「土地は課税の対象(p22)」だったそうで、また、「親が亡くなると土地を子どもたちの間で分けるのが伝統だった(p22)」そうです。

時代が進むことで数学が発達し、その数学の発達が時代をさらに進めています。
そんなことをあれこれ思っていると、今やっている自分の仕事にも活力が湧いてきます。
算数は面白いです!

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