『日本人に一番合った英語学習法』
この本も,竹村先生とのやりとりで購入を決めた本です。

読んでいるうちに,「根性あるな!」と感じた良い本です。
片言英語でなく,本格的な英語を習得するには,「素読」「暗唱」「多読」「文法」が基礎訓練と記されています。
ダメな方法はコミュニケーション重視の今の英語教育と示されています。

読んでいて,プログラム言語を習得したときの自分の学び方にかなり通じていたので,納得度は高かったです。
本格的に学ばない限り,絶対に習得できないのがプログラムです。日常会話ができればいいでしょう,と言う程度の片言プログラムでは,決められた範囲の作品しか作れません。ここはこうして,あそこはこう動かして・・と,目的に合わせた納得できる作り込みができないのです。
このあたりが,この本の論理とよく似ていて,驚きました。

私が学んだプログラム言語の場合は,とにかく「文法」と「単語」の習得がカギとなっていました。
「文法」も「単語」も,ちょっとでも間違えると,ソフトは意図したように動きません。たいていはエラーとなり,全く動かなくなります。
「文法」「単語」を覚え,それを実際に使って何度も何度もソフトづくりを体験することです。その数多くの体験が,この本の言う「多読」であり,「暗唱」なのだろうと,感じていました。

この本で,英語と日本語は非常に距離の遠い言語だと分かりましたが,プログラム言語も日本語とはかなり距離があります。
代数の数式のような「代入」が文法の中心になっているので,目の前に書いてある1行が,実は別の所に書いてある数十行の意味となっていることが,ざらにあります。
思考回路が言葉を使っているというより,謎解きをしているという感覚に近くなります。
どうにもならないほど頭を使うので,「脳の筋トレをしている」と言っていたこともありました。

そんな大変な状態に何度も陥ってしまうのですが,それでもプログラムを打ち続ける自分がいます。算数をもっともっと面白い勉強にしたいという思いが私にはあるからです。
この本は,そういう強い意志に関わることも記されています。
問題は,こういう強い意志を人はどうやって獲得するのか,ということです。
いろいろと興味の枠を広めてくれた,実によい本です。