8634_400「平方完成」のソフトです。少し作り進んでいます。
ちょうど今見えている2ページ目を,新しく追加しています。

メクリで隠されているところには,
+16-16

が隠れています。

+16-16ですから,トータルは“0”です。
こういう発想はいいですよね。
日常的な感覚では,何か借りてきて用を足して,それから返すという発想に近いです。レンタル料がちょっと発生するかも,と思う程度で,やりたいことが出来ます。

数学ではレンタル料がないので,じゃんじゃん借りて,キッチリ返せばいいのです。
だからといって,+1万とか+100万とかと,欲張っても仕方ありません。
ちょうど良い感じで借りること。これが大事なポイントです。
それがつかめれば,この平方完成はほぼ出来るようになります。

すでに,数学でへこんでいる生徒さんには,こういう理屈を説明しても,右から左に流れて行ってしまうように思えます。
何が足りないのかというと,自分で「+16だ!」と気付く感覚の会得です。
しかしながら,そういう場面作りがなかなか上手くセッティングできません。
戦前にそのことの一つの解決策として「桃太郎の繰り返し」が提唱されていました。
受験数学の神様・藤森良蔵先生の提唱です。

それでも,取り組みたいという気持ちにならい生徒さんはたくさんいたことと想像できます。
「難しそう」が先行するからです。

時代が進み,クリック一つで「桃太郎の繰り返し(3連法)」が簡単に実現できるようになりました。
しかも,メクリは自分のタイミングでめくることも出来ます。
ちょっとは面白みが増していますよね。
生徒さんがソフトを面白がったら,類題を畳み込むように,3回以上繰り返すことです。
どんな数を足したらいいか,自然と気がつきます。

[問題]をクリックして,3回,4回とやってみれば,それだけで「ハハ~ン!」となってきます。

誰でも「平方完成」をクリアできる時代へ,少し前進したような気がしています。

さてさて,まだ,もう少し作り込まなければなりません。
完成するのは,まだ,先です。