8月2日(土)は,広島県福山市で算数の話をします。
「第22学 教師力向上セミナー 授業づくり今、むかし~ICTと作法・和算~」です。

10:00~10:30   開会行事 講座1・山根 僚介氏「ICTで徹底反復!」
10:35~11:35   講座2・横山 験也氏「模擬授業 『図形』」
11:35~11:50   講座3・藤本 浩行氏「横山験也先生の模擬授業を解説!」
13:00~14:10   講座4・横山 験也氏「大好き算数!和算からICTまで」
14:20~15:20   講座5・藤本 浩行氏「藤本実践全部話します!算数DVD&ブラックボックス」
15:30~16:10   講座6・横山 験也氏「小学生から先生まで~作法のはなし」
16:30~16:50   Q&A 「横山氏・藤本氏・山根氏が質問にお答えします」

ICT有り,和算有り,ブラックボックス有り。
かなり,おもしろい内容が飛び出しそうです。
玉手箱的セミナーであり,目から鱗的セミナーとなりそうです。
お近くの先生,ぜひ,お越しください!!
お申し込みは,こちら

徹底反復研究会が,中村堂から本を出しています。
『日々の指導に生かす「徹底反復」』です。
この本,徹底反復研究会の双書です。シリーズとして続々と出るそうです。
その中心人物が第1講座を受け持つ山根僚介先生です。
ICTでどのように徹底反復されるのか,しっかり拝聴したいです。
非常に,楽しみです。

そうして,期待しているのは,藤本先生のブラックボックスの使い方です。
なにしろ,ブラックボックスはおもしろいです。
子ども達がはまります。
藤本先生の巧みな使い方,こちらも楽しみです。
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ところで,中学へ異動された奥田先生が,数学のプリントを作られています。
その中に,「まちがいを見つける」というコーナーがありました。
これが,実にいいのです。
方程式を解く文章問題なのですが,文章問題のすぐ下に,式も答えも出ています。
そこをよく見て,間違えているところを見つけ,説明をしましょう,という出題です。

連なる式のどこかにミスが埋め込まれています。
その場所は,「移項」の所でした。
一番重要な所なので,ここにミスを埋め込んでいることに,グッドな気持ちになりました。

こういう間違い探しは,ちょっと変わった問題という程度に見られています。
ですが,私はかなり重要な内容を含んでいる出題方法と思っています。

「間違いだ!」と判断するには,「規準」が必要です。
ある規準から見て,基準外だから間違いとなるのです。
その基準に気づかせ,その基準の立ち位置から,「ここは間違えている」と指摘させるのが,間違い探しなのです。

ありがたいのは,この規準が,算数・数学は極めて明瞭なことです。
もともと,きまりで成り立っている勉強なので,例外がありません。
基準外は全部間違いになります。
ですので,単元の重要なきまりにスポットを当てると,「間違い探し」の学習は,非常に有効な指導方法となります。

奥田先生のプリントを見て,「なるほど!」と思った次第です。