b7864「姿勢の良い人になろう」という授業をして,その内容を少し記しています。
昨日は,「ニワトリの図」を書きました。
ニワトリさんやお猿さんたちと,人はちょっと違うんだという話です。
「良い・悪い」がわかるのが人なんだと言うことです。

「良い・悪い」があることの話をしたら,ついでに「分別がある」の話をすることができます。
「分別」は「ふんべつ」です。「ぶんべつ」と濁ると,ゴミの分別になってしまい,話が進みません。

「分別がある」というのは,まさに読んで字のごとしです。
「分けて」「別れる」のです。
何を分けるのでしょうか。
「良いと悪い」を分けるのです。
何と別れるのでしょう。
悪い方と別れるのです。
物事に良い悪いがあり,その「良いと悪いを分けて」「悪い方と別れる」のが分別があるということなのです。

食事の仕方にも良いと悪いがあります。
姿勢にも良いと悪いがあります。
挨拶の仕方にも良いと悪いがあります。
要するに,礼儀作法の世界には良いと悪いが必ずあるのです。

「悪い方と別れるぞ」と判断できる人が分別のある人です。
「悪くてもいいや」と判断する人は分別のない人であり,場合によっては聞き分けのない子なのです。

こういうことを知っていると,時間があれば,「良いと悪いを分けて,悪と別れる」とみんなで唱和したくなってきます。

漢字を訓じることで,道徳の指導に大いに役立つことがあります。
そんなとき,「日本語は素晴らしいな」「漢字はありがたいな」とつくづく思います。
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