2021年07月13日(火)18:54:04

キロはすごい

【横山験也のちょっと一休み】№.3120

キロキロと ヘクト デカけた メートルが
デシに追われて センチ ミリミリ

小学生の時にこんな言葉で単位を覚えました。
未だに覚えているのですから、この手の暗記術はバカにできないと痛感しています。

自分が子供の頃も、今も、小学校で学ぶ範囲の単位(接頭語)はこのキロ~ミリの範囲です。
算数のいい所は学習範囲があまり変わらないところです。

ところで、「キロ」「ヘクト」「デカ」「デシ」「センチ」「ミリ」の6つの中に、他と比べてダントツにすごいのが1つあります。それがどれなのか、分かりますでしょうか。

何がすごいかを示さずに、ただダントツにすごいと記されても、分かりようないですね。
使われている言葉が多いものです。

広辞苑で検索をかけると分かるのですが、「キロ」が断然多いのです。
・キロカロリー
・キログラム
などおなじみの名前も含めて、14項目も載っています。

これに対して、小学校で真っ先に学ぶ「センチ」はセンチメートルが1つ出ているだけです。「ヘクト」「デカ」も1つなので、これらと同類となります。
「ミリ」は、ミリグラムなど7つも載っていて、第2位です。
用いられている言葉が少ないと言うことは、ヘクトやデカ、デシ、センチは社会的に応用されなかった単位となります。使う用途が少ない、つまり、世の中ではあまり重要でない単位となります。

1位のキロは1000倍。
2位のミリは1000分の1です。
西洋の数が3桁区切りなっていることに関係していると思いますが、重要なポジションに、キロやミリは位置していると伝わってきます。

キロメートルやキログラムを教えた後にでも、「キロ」の使われる言葉をPCの辞書でちょっと検索して「キロはすごいなぁ」とやってみるのも、世の中の様子を先取りするようで、楽しくなりますね。

このような内容は載っていませんが、算数の授業が楽しくなるアイディアが下の2冊の本に、たくさん紹介されています。

算数,
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