木更津技法研に参加しました。30代の頃に何度か足を運んで以来のことですから,四半世紀振りになります。
国語の重要教材の素材研究を,今年は勉強しているそうです。
今回は「おおきなかぶ」です。
小路先生の提案の後,すぐに,野口先生からお話しがありました。
「第一印象を書く。それからそう思ったのはどうしてか自問する」
これが,素材研究の姿勢なのです。
作品を読みつつ,素直に感動すること。それが一番大事にしていく読み方なのだと,今回も教えられました。

サークルの内容も良かったのですが,一番印象的だったのは,野口先生の話題の豊富さです。
メンバーの先生方があれこれ考えを述べてくださるのですが,そのたびに,野口先生が勉強になる話しを語ってくれます。
引き出しが多いというより,国語の宝物殿がいくつもあるような,そんな気がしました。

もう一つ。
野口先生は,繰り返しの所を示し,「なぜ2回なのか。それを考えさせてから,前と後,どっちを強く読むと良いかを考えさせる」とはなしてくれました。ここが,妙に響きました。
これは,問題文を読んで考えさせて,それからどういう式を立てると良いかを考えさせる,といった算数の標準的な展開に似ていると思ったからです。そこから,もう一歩踏み込んで考えたかったのですが,時間がたりませんでした。ちょっと,バクとした気持ちで次の話題に乗りました。

帰り際,大きなシュークリームをお土産に戴きました。
勉強になった上に,お土産まで頂き,とても充実した時間を過ごせました。