b8399この写真は,6月のイベントの案内用として,塚田先生がどこからか持ってきてくれたものです。
そのイベントというのは,「「学級づくり」改革セミナー IN東京 ~復活!験久ライブ~」です。
私が還暦を迎えたと言うことで,深澤先生が考えてくださり,それを土作先生がセットしてくれました。
有りがたいことです。

ところで,写真です。
この写真は,なかなか良い写真で,パッと見て1つ書き記したくなりました。
写真に写っている人が良いということではありません。
ご注目いただきたいのは,ホワイトボードに書いてある文字です。

「9平方マッチ」と書いてあります。
4年生になると,面積の学習をします。
この学習をすると,「平方センチメートル」や「平方メートル」といった単位の名称を学習します。

算数の学習は「基本」をマスターしたら,「応用」へと進みます。
その「応用」の一種が,この板書です。

マッチ棒で周囲を囲んだ面積を求める問題を出したら,その答えの単位は「平方マッチ」と記したくなります。
エンピツで囲んだ面積なら,「平方エンピツ」です。
それなら,園芸倉庫からスコップを持ち出して囲んだら「平方スコップ」で,1年生の育てている朝顔の支柱を拝借して囲んだら「平方朝顔の支柱」となり,無理は承知で電柱を引っこ抜いたとして,それで囲んだ面積なら「平方電柱」となってきます。

こんなことを話していると,記号化した表し方も,応用してみたくなります。
「平方マッチ」を記号化した表記は,「マッチ2」。
「マッチ2」や「エンピツ2」「スコップ2」と,たくさん示されてくると,変化するところと一定のところが明瞭になってきます。
すると,ちょっとだけですが,「平方」や「2」の意味が気になってきます。
辞書で調べるなどして,「同じ単位を2つかけている」と見いだしてきたら,嬉しいことになります。
3つかけたら,「マッチ3」になるような気がしてきますし,4つかけたら「マッチ4」かもと思えてきます。
それをどう言うのかも気になります。

基本を学習し,応用を学ぶと,思わぬ方向へと思考が発展するのも,算数の持つ面白い一面です。
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こんなくだけたことを書いていたら,面積で気になっていることを思い出しました。
長方形の面積を求める公式は,なぜ,縦×横なのか。
これ,気になりませんか。
算数に力が入ると,気になってくるところなのです。
少し時間があったので調べてみたら,新しい発見がありました。
もう少し調べたら,ちょっと書けるだけの材料が集まりそうです。
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さてさて,算数クラウドのダウンロード版,明日にはお披露目となりそうです。
とっても楽しみです。