【横山験也のちょっと一休み】№.3549

昨日は久しぶりに三宅貴久子先生と歓談しました。
三宅先生は相変わらず元気いっぱいでした。

どの話も面白かったのですが、算数のいいなぁと思える話があったので、それをお話ししましょう。

三宅先生は副校長もしていますが、5年生への指導もしています。その5年生向けに子ども達が20㎞を歩くという行事があるそうです。それと算数の速さをリンクさせてみようかな、という構想の話です。
聞けば、20㎞を歩く計画を立てさせると、子ども達は最初から最後まで歩き続けるというイメージでプランを立てるそうです。でも、途中で体が疲れるので休むことも必要。
そういうことを考えさせてみるのもよさそう、というような話をしてくれました。
すぐにピンと来たのは、電車などのダイヤグラムです。
歩けば、比例状態で右斜め上に直線が伸びるのですが、途中で一休みすると、直線は真横に伸びていきます。

今の小学校ではダイヤグラムは扱いません。比例のグラフを限界としています。
ですが、こういう一大イベントを体験するという状況下の子ども達だったら、比例のグラフをササっと教わり、そこに休憩を入れるとどんなグラフになるか考えさせたら、これは楽しい授業になるでしょうね。探求の学習は指導要領の枠から部分的に飛び出すことができるので、これは実に面白いです。そういう構想をする三宅先生はさすがですね。

ダイヤグラムの難所は、真横に伸びていることが、現実では止まっていることです。グラフは真横と言えども、伸びているので、動的に感じます。しかし、実際の歩行では止まっています。実に奇妙な感じになるので、子ども達の中には理解が及ばない子も出てきます。
ですが、ダイヤグラムを事前に学習していると、実際に休憩している時に、時間はどんどん過ぎていくことがわかるので、「あっ、今が横線になっている時だ」とグラフを実感することができます。

それがわかっていても、私の頭はちょっと張り切ってしまいます。「どうやったら、ダイヤグラムの難所を教室で理解できるか。」「どんな教材を作っておくと良いか。」と頭がうごめき始めます。
すぐにピンと来たのは、「これはその手の算数ソフトを作ることだ」です。
来年の5年生の子が三宅構想のような授業をすることになったら、その時にはこんなのありますよとお伝えできたらいいだろうなと思いました。

算数の話は面白いですね。下の3冊の本には楽しい手作り教材のあれこれが載っています。