昨日届いた本です。

1603年につくられた,日本語をポルトガル(葡萄牙)語に直す辞書です。「にっぽじしょ」とよみます。

この本は,その日本語版です。こういう本を作ってくれた岩波書店に感謝です。
なにしろ,この本は徳川幕府が開かれた頃の日本語ドドーンと載っている非常に貴重な資料なのです。
日本にとっても貴重ですが,ポルトガルにとっても貴重です。当時のポルトガル語がこの本に残っているからです。

この辞書はABC順になっているので,検索が大変です。ですので,調べるために使うには,その準備が必要となります。それには,まず,読む事です。見出し語をザラッと。

そう思いつつ,昨日は,パラッと開きました。
「地検」が載っていました。土地を測量することです。
「検地」もあるかなと思って調べたら,これが分からず,今日まで持ち越しました。ようやくさっき見つけました。「Qenchi」です。まさか,Qで来るとは思っていなかったので,ちょっと時間がかかりました。
でも,これで「Qe」のところに「け」と付箋を貼れば,この先が楽になります。

そうそう,昨日は, 「Coco」(九九)を見つけて,感動しました。「計算表」と載っていました。
国語辞典に飽き足りなくなったら,こういうハイクラスの辞書も良いですよ。