和歌山の奥田先生からです。
分数のかけ算・わり算につきものなのが,約分です。
その約分をするのか,それとも,しないのか。
算数ソフトには,そこを問うボタンが付いています。
これを奥田先生が絶賛して下さいました。
ご覧のように,上下に分けて書いた後,
「約分する」
「約分しない」
の両方のボタンが登場します。
これを無視して先に進む事はできません。
どちらかを選びます。
約分の学習ができていれば,「約分する」を選択できますが,約分がイマイチの時には,ちょっと考えてしまいます。
それでも,「エイッ!」とボタンを押せば,正解か,不正解かの判定が直ぐ出ます。
合っていれば,よっしゃーとなり,間違っていたら考え直します。
こんな風につくられていても,「偶然当てる場合もあるよな」と思えもします。
偶然でも,当て推量でも,勘でも,なんでもかまいません。
なにしろ,下のように約分の様子が出るからです。
これを見れば,偶然当てた子も,「ああ,そうだ!」と約分を思い出してきます。
何回かチャレンジすれば,「約分する事があるから,気を付けよう!」などと,マイ格言をつくるかもしれません。
算数では,理解したからそれでOKとはなりません。
その後の練習が必要です。体に染み込ませるためです。
「理解」で頭に染み込み,「練習」で体に染み込むと思うぐらいでちょうど良いのです。
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この分数のソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(6年4巻)に収録されています。