【横山験也のちょっと一休み】№.3782
ピアジェの『量の発達心理学』を改めて開いています。
第1部には、「重さ」の話が載っています。小学生が重さを理解する過程として、大きく3段階あるという話です。
実験事例がたくさん示されていて、ピアジェの解説もあります。読み応え十分です!
読んで感じたことは、算数で重さの授業をしたからと言って、重さを本当に理解したかどうかはわからないということです。
また、重さへの直感的判断は間違えやすく、それを超える客観的判断が必要なこともよくわかりました。
その間違えやすい直感的判断(圧力との混同)を利用して、算数の授業をしていたことも思い出しました。
そうして、授業の合間に、重さに関わる漢字の話をしたこともありました。
教科書は重いですか。軽いですか。---軽い!
〇〇君の体重は何キロですか。—28キロ!
〇〇君の体重は重いですか。軽いですか。—重い!
ここで、黒板に「重」と書き。
重いものを動かすには、どうしたらいいですか。
あれこれ言ってくれるのを受けて、「そうですね。力が必要です。重くても力をいれれば・・・」と言って、「動く」と書きます。
重くても力を入れれば、動くのです。
3年生はここまでですが、4年生になるとと言って、話を続けます。
「人のために、重いものを動かすと、どうなるか、4年生になるとわかるようになります。」
「働く」となります。
人のために、重いものを動かすこと。汗をかくこと。これが働くことです。
すばらしいことですね。
算数の授業でも漢字の話をすると、子どもたちは結構喜んでくれます。賢くなった気になるのでしょうね。
「垂直」なんていうのも「垂れる、まっ直ぐ」で、鼻水がまっすぐ垂れて地面にとどく話をして楽しんでいました。
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こちらの3冊には、楽しい算数の教材アイディアがたくさん載っています。
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