【横山験也のちょっと一休み】№.3766
『さくらmathはじめます!』の話です。
まずは、画像を一つご覧ください。
これは、1年生のたし算(2)の内容です。
1桁+1桁が10を超えるたし算を、どう考えていったら答えが正しく出るか。それを学びます。
左の場面は「9+4」ですので、基本的には「9があといくつで10になるか」と考えて、4から1こ取り出して、9に移します。すると、10と3になるので、13だ!と言うことになります。
この考え方が頭の中でスムースにできるようになってほしいと、10の合成分解などの学習が事前に行われています。
考え方そのものが、少しずつ蓄積されて、しっかり頭に構築されるように形作られているのが、今の教科書です。実によくできていると、感心しています。
ここでの大事なポイントは、その考え方そのものにも、慣れることが必要だと言うことです。
1回か2回、先生がやって見せてくれたからと言って、子ども達が会得できるかというと、そうもいかない子が出てきます。
先生と一緒に考えて学んだあとでも、「あと幾つで10になるか」のパターンを、何度でも学べるようにしたのが、この『さくらmathはじめます!』です。
正解すると、ご覧のように、9のケースに1個増えて10になり、残りが3つと分かるように表示されます。
繰り返して取り組むだけで、10の合成を繰り返し学ぶことになります。
この10の合成の考え方を何度教えても、よくわからない子もいます。
そういう子でもどうして13になるのかを考えることができるように、解答ボタンにも一工夫してあります。
解答欄が数の順番になっています。
この順番を見て、9から4つ先にある数を見ると、答えが分かります。
これは、「双六の考え方」です。双六と違う所は、どのマスにも数が書いてあることです。10の合成が苦手でも、数の順番で正しく答えられるのでしたら、それでも問題ありません。
『さくらmathはじめます!』はEduMallに入っています。
EduMallを利用している学校でしたら、授業が終わった3時過ぎぐらいから、全ソフトを自由に見ることができます。ぜひ、『さくらmathはじめます!』もご覧になってください。
『さくらmathはじめます!』のページが、新学社様のサイトにアップされました。
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