【横山験也のちょっと一休み】№.3589

プログラミングは面白いもので、このようなマスの中に計算の数を入れ込むことが簡単にできます。

以前のDirectorでも、簡単にできました。ただ、作り方がちょっと違って、枠を作って、その枠のマスの中に丁度合うように数をセットしていました。Directorもなかなか便利なソフトでした。

ジャバスクリプトでは、数を配置してその周囲にエクセルの罫線を引くような感覚でラインを引くことができます。また、エクセルのようにセルに色を付けることもできます。
ジャバスクリプトも便利です。

さて、この縦の線が位取りの力を自然に高めてくれます。ルワンダの子ども達は横罫のノートを使っているので、この縦線の恩恵を受けることがありません。筆算を書いても、縦がずれることが多く、中には完全に1桁分以上ずれている子もいます。それを見て筆算をするのですから、筆算を本当にしているのかどうかも、疑わしく思えてくることがあります。

その位取りですが、そこを楽しく教えたいなぁと思ったら、数カードを作って授業をすると、結構面白いです

例えば、「35+23」用の数カードを作るとしたら、「35」のカードの上にお金(絵でもOK)を貼り付けておきます。同様に、「23」のカードも作ります。筆算を作るときには、カードを折ってお金を見えないようにします。
そうして、わざと筆算の位をずらして「これでいいですか」と聞くと、「ダメ―」と返ってきます。「どうしてダメですか」と聞けば、位をそろえることを口にしてきます。
そこで、もう一つ突っ込みます。「どうして、位をそろえないといけないのですか。ずれていてもいいと思いますが」とでも言うと、子ども達は燃えてきます。
そうして、具体的な話になってきたら、隠していたお金を見せて、同じお金同士でたさなきゃだめだねとなり、一件落着します。
これと似た話が、下の本の白い本、1巻に載っています。「お金つき数カード」です。面白いですよ。