【横山験也のちょっと一休み】№.3777
ジョナサンの会で話題になった図形の問題を紹介します。佐々木先生が見つけてきてくれた問題です。
色のついた部分の面積を求めてくださいという問題です。
問われるまでもなく、すぐに取り掛かる先生もいれば、問われても、解いている仲間を見ても、解こうとしない先生もいます。
私はというと、あまり気が進みません。
ただ、この図を見ていると、なんだか動いている途中という気がしてきました。果たして、それは何なのだろうと思って、何に似ているかに頭が向かいました。
結果は、カメラのシャッターです。4枚羽のカメラ(そういうのがあるのかどうも知りませんが)が、開いている途中とも見えてきますし、閉じている途中かもしれないと思えてきます。
そう思うと、直角三角形のはみ出たところが緑の所と思えてきてます。
それが正しければ、答えは、5×5÷2が4つ分。50㎠ということになります。
もちろん、真っ先に解き終えたのは、理科の専門家である小川校長です。
すぐに補助線を引いていました。
この図形について、みんなであれこれ話していたら、小川校長が「この全体の正方形はサイズが何であれ、答えには影響しない」と話し始めました。
これには、さすがとうなりました。
こういう奇妙な問題は、問題を解くことのみならず、どういうことを考え付いたかを話し合うのも楽しいものだと思いました。
ところで、佐々木先生のレポートですが、この問題を複数の生成AIに解かせて、その解きっぷりを解説していました。まあ、珍解説があったとしても、とりあえず解いているのですから、AIは大したものだと思います。その上に、出した回答を、自分から吟味するようになったら、すごいとなりますね。言われなくても、吟味するAIも出てきそうな予感がします。
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