【横山験也のちょっと一休み】№.2114

■40年ぶり、多田先生がさくら社へ■
大昔の同僚、多田先生がさくら社へ足を運んでくれました。
今は、関西国際大学の子育て支援センターに勤めています。
もちろん、大学での教鞭も執っています。

子育てというのは、特別支援のお子さんです。
小学生もいれば、中学生・高校生もいるそうです。

教育ソフトはすでに一つ使っているのですが、それがどうにも暗記主義的で、子供達の学習ステップの細やかさに対応できていないそうです。
それで偶然ネットで見つけたさくら社のソフト。そこに私の名前があり、わざわざどんなソフトのなのかを見に、足を運んでくださることになりました。

つい先日、愛知の中学校の特別支援教室で「文字式が一発でわかる」「速さの求め方を生徒が自ら理解した」との嬉しいニュースを聞いたばかりだったので、どれを見ていただいても十分に対応できると思っていました。

それなので、気になる単元を言っていただき、そこを見てもらいました。
真っ先に言われたのが、4年生の小数です。

「メモリのライン」と、「メモリの数値」。
この2つが初めて学ぶ小数では肝となります。
ですので、ピンクの1ボタン、2ボタンで、「ライン」「数値」の表示・非表示ができるようになっています。

多田先生は、ラインと数値の表示・非表示にも、ステップの細やかさを感じてくれていました。

それから「数値」を消して、丸い青のつまみを上下に動かしました。
水の量と答えを見ながら、「量と数の関係」を把握する学習ができます。
水がどのメモリまで来たら、何リットルなのか。
そういう関係を、青ツマミを動かすことで、「子供が自分なりに把握」してきます。
この「自分なりの把握」こそが、算数の決まりを見つけた瞬間で、「あっ、分かった」となるときです。
そこを体験できるようにつくってあるので、多田先生は大変感心してくれました。

他にも、5年の体積、6年の速さ、中学1年の負の数など、御要望のあったところを見てもらいました。
一つ一つに、驚きをもってくれました。

そうして、最後に英語の「単語強化巻」(3月発売)を見てもらいました。
別の大学の有名な先生に見せたいと言ってくれました。

ソフトを見つつ、随所で特別支援の子の指導の大変さの話を伺いました。
話を聞きつつ、多田先生がかかわっている児童・生徒さんたちの役に立つソフトを、改めて作りたいなと思いました。
3年4年後には、特別支援ソフト開発プロジェクトを発足してみたいなぁと、ふと思いました。

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