さくら社は、おかげさまで創立17周年を迎えることができました。これまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

教育を取り巻く環境は、この17年で大きく変化してきました。その中で私たちは、現場に寄り添いながら、「子どもたちの学びをどう支えるか」を考え続けてきました。今春、「特別支援教育用算数ICT教材さくらmathはじめます!」全巻が完成しました。すべての子どもたちが、それぞれのペースで学びに向かえるように――その思いを形にした教材です。

ここで、社長・横山験也からのメッセージをご紹介します。

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皆さん、こんにちは。

おかげさまを持ちまして、さくら社は17歳となりました。人間でいえば、青年になり始めたころですね。高校生でこれから大学へ行くか、世の中に出て歩むかと、人生に夢を見ながら、岐路に立つ年頃です。

さくら社を設立した当時は、学校という職場は輝いていました。先生になりたい若者も多く、仕事は子どもたちがいてくれるので張り合いがありました。私の友人の先生方もはつらつとしていました。ところが、どうしてしまったのでしょうか。教員が不足しはじめ、先生になろうという若者もどんどん少なくなってきています。先生方のお話からは、私が教師をしていた頃には想像もつかなったあれこれが増えています。

まさか、このように様相が一変するとは思ってもいませんでした。これは私が鈍なるが故のことですが、世の中にはそういう時代を鋭敏にキャッチして学校の仕組みを変えていこうという先生方が登場しています。例えば「チーム担任制」です。仕組みが変われば、授業への考え方も変わります。子ども達の姿が変わってきます。また、一方で先生として歩むことを人生という長い目でみて、自らの観を磨き「教師人生を楽しむ」よう歩もうではないかと声を上げる大先達もいてくれます。

子ども達のためと思い、ついついあれもこれももう少しと、やりすぎることが多くなるのも先生なるがゆえのことです。そこを子ども達が自ら歩めるかとちょっと考えてみようと、あえて「不親切教師」になることも大切という新しい風潮も生まれています。嬉しいことを思うと、嬉しいことが頭をめぐります。

私が実に素晴らしいと思うのは、デジタル関係がグイグイと成長していることです。「GIGAスクール」が誕生し「学校アップデート」が進み、自己調整の力を付けていく「学びの型」を生み出した先生もあり、新しい教育のあり方には目を見張るものがあります。先生の姿勢も、子ども達の学び方も、デジタルの発展に合わせるように変わってきています。それをわかりやすく、日本が世界に誇る文化である「まんがで知る」という方法を使って学校教育の世界を語り広げる諸葛孔明のような先生もいます。学校っていいなぁ。学校へ行くのが楽しいなぁ。学校の先生になりたいなぁ。そういう明るい時代を求めて、さくら社は本づくりに、デジタル教材づくりにと大いに励みつつ、絵本の世界など、さらに広い分野へも羽を広げてまいります。

皆様からのあたたかなご支援を力に、この先も歩みを進めていきたいと思っております。より一層のご指導ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。

横山験也

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今後とも、さくら社をどうぞよろしくお願いいたします。

2026年4月16日
さくら社