『教師の道標(みちしるべ)』から取り出した名言です。
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人はやろうと思わなければ,
箸の一本も
動かすことは出来ない。
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全く,その通りです。

この言葉は夏目漱石です。
漱石の言葉かと思うと,響きが大きくなります。

「しない」ことと,「できない」ことの違いを示した名言は江戸時代の古典にも出てきました。
そこでも感動しましたが,漱石の言葉でも,やっぱり感動します。

「しよう」「やろう」と思うこと。
それを本人がそう思うこと。
これが原動力なのです。

『教師の道標(みちしるべ)』には漱石の金言が紹介され,それに通じる実践の話しが紹介されています。
漱石の言葉を数回繰り返して読み味わい,それから本文を読みます。
金言効果が読書にも出ます。
実践が良い感じ響いてきます。

同様に,実際の教室でも金言を交えたら,どうなるでしょう。
子ども達にもきっと響きが大きくなります。

見開き2ページに金言が出てくる『教師の道標(みちしるべ)』を今読み返しています。
味わい深い教育書です。