「10は2と?」
こんなの簡単!と思われるところですが,なかなかサッと答えられない子がいます。

数を「数える」ことに慣れ親しんでいるので,2つに分けたり,組み合わせたりすることには,とまどいを感じるのです。

それなので,おはじきやブロックなどを使って, 「10は4となんだ」など,具体物を見ながら勉強をくり返します。
それでも,イマイチの子がでてきます。

数えられるならそれでいいよねと,軽めに扱って次へ進んしまうことも起こりえます。でも,これはなりません。10の合成分解の考え方が,繰り上がりのあるたし算の途中に,中継する思考としてしっかり位置付いているからです。
ですので,この勉強は教科書の該当ページが終了しても,折を見て繰り返ししっかりと定着させていくようにします。

1年生の教室に算数ソフトをもって授業に入った山本先生。
そうです。あの『伝わる伝わる見える指導』の山本正実先生です。

奇跡の算数ソフトをPCにセットして映し出し,リズム良く,繰り返し30問ほどやったそうです。(5分もかかっていません)
1年生なのですが,すでに勉強時間に「ウップー」とうつぶせ気味になる子もいます。
そんな子も,みんなどんどん答えて,最後には全員の子がすっかり分かるようになったそうです。

ご覧の画面のように,犬をクリックすると,「8」が他の数に早変わりします。
答えは,水色とピンクの四角をクリックすれば,直ぐに見る事ができます。
効果音も適度に鳴って,雰囲気を盛り上げてくれます。
くどくど説明するより,どうなるかを繰り返し見る事が大切です。繰り返し見る内に,そこに横たわるきまりに子供自身が気付くからです。
自分できまりに気付くから,とっても面白く感じるのであり,また,忘れにくいのです。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』1年1巻です!

算数ソフトを使わずに授業を進める事は,見方を変えると,わかりにくい授業をしている事になります。
奇跡の算数ソフトをじゃんじゃん使いましょう!子ども達の学力増進のために!