8612_400『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の4年1巻の「垂直平行と四角形」の中の「07A,平行/作図の手順」のソフトです。

平行線の引き方を学ぶソフトです。
三角定規を上手に使って,平行線を引くのですが,覚えられない子はざっくりと,それらしい線を引いてしまいます。

黒板を使って,しっかりとした説明を要する所ですが,城ヶ崎滋雄先生は,こういった作図場面は,「ソフトを何回か繰り返し見せると,自然にマスターする」と話してくれます。

作図ソフトを使う場面で,城ヶ崎先生がよく使う発問があります。
「次はどうなる?」

何回も見せていくと,子ども達も手順を覚え始めます。
その記憶をいっそう強めるために,次がどうなるかを尋ねています。
「次は,三角定規が上に上がります!」と答えてきたら,きっと,城ヶ崎先生は付け足しを聞くようにも思います。
「どこまでも,どこまでも,上がって行くんですね」などと。
すると,発言した子は自己発言に加言します。「アの所まで」と。

こんなやりとりをしながら,より正確に次を言えるようにしていくと,実際の作図もサクサクですし,ノートに手順を書くときにも,より厳密になります。

昨日,このソフトを久しぶりに見たのですが,実に良いソフトでした。
先生と一緒に,何度も見ている内に,平行線の引き方をすっかりマスターできるのですから,良いですよね。
たくさんのクラスで使われていると思いますが,もっともっと多くのクラスで活用して欲しいです。