85675年生の分数÷整数のソフトです。

どうして÷9の「9」が分母の方に来るのかは,理解の場面となります。それ用のソフトは,このソフトとは別に1本作ってあります。
そうした学習をして,いよいよ理解したことを習得するために,何問か練習をしていきます。
このソフトは,その練習用のソフトです。

練習をするとき,分母に「×9」ともってくることは,さほど難しくありません。
昨日も書きましたが,経験ある教師が気にするのは,約分です。
約分をすることはわかっていても,スッキリ約分ができない子がいます。

高校生の時,担任の先生が時々,覚えるまでの話しをしてくれました。
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単純なことは3回もやれば覚えるものだ。
でも,人によってはこれが13回ということもある。
どちらにしろ,覚えるに必要な回数はさほど多くない。

しかし,ちょっと複雑なものになると,3回ではすまなくなる。
2倍3倍はかかる。とはいえ10回前後もやれば大丈夫だ。
覚えるのが苦手な人は,残念ながら13回の数倍を必要とする。
何かしらの策があれば,それを使うもいい。
策がなければ,根気を働かせることだ。
100回はやると覚悟を決めれば,何とかなる。
高が100回だ。
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分数の計算。
もし,約分をしなくても良いのなら,3回コースです。覚えの悪い人でも13回で覚えられます。
しかし,約分をするのは,お約束です。避けて通れません。
「100問問題集で気合いを入れてやりましょう」と話して,その気になっても,結果は思うに任せません。
算数が苦手な子には,このいい話より,目の前の複雑感が勝ってくるからです。
途中で嫌気がさしてきます。
算数に向かっていく100回ではなく,算数から心が離れていく100回になってしまいます。

そういう子でも,このソフトは効果的に働きます。
なぜでしょう。
約分するかしないかに,エネルギーを集中できる設計になっているからです。
ごらんのように,二者択一です。
この形は正答したくなります。自然と数に着目をします。
約分の規則性を自分で把握する場となっているのです。

近々,クラウドにアップする予定です。5年生の先生,ぜひ御活用ください。
約分はもう教えやすい所になりました。
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城ヶ崎先生との座談クラブ。
ちょっと予定が入り,2月1日(土)になりました。