【横山験也のちょっと一休み】№.2454

■ 前田先生と猫の本屋へ ■

先日、前田先生と会いしました。
何時もの様に話が弾みました。
その話の流れから、「猫の聖地」とも呼ばれている、神保町の本屋へ行きました。

この本屋さん、昔ながらの本屋さんなので、大型書店に慣れた人には小さな本屋と感じます。
昔は普通の本屋さんだったのですが、5,6年前から棚の一面が猫の本になりました。
それから、次第に猫本の棚が増え、前田先生と入ったときには、ほぼ全部が猫関連でした。

それでお客さんが増えています。
その理由などを前田先生は店の主人に聞いていました。
何か、強く感じるものがあったようで、前田先生はたくさんの本を買い、写真も撮っていました。
猫専門の本屋で思考が巡る前田先生、さすがでした。

そんな中、私はどうしていたかと言うと、棚に吉本隆明の文庫本を発見しました。

『フランシス子へ』

「なんで猫の本屋に吉本隆明が・・・」と思いつつ、棚から取り出し、パラパラとめくりました。
どうも、猫のことが書いてあるようなのです。

「吉本が・・・、猫・・・」
「どういうことだ??」
と疑問を持ちつつも、楽しく読めそうなので、そのままレジへ。

猫の本屋で、前田先生も私もそれぞれ満足して店を出ました。
駅が隣なので、そこで別れました。

この本を読んだのですが、さすがは隆明。
親鸞が登場してきて、深いところでフランシス子とつながっていることが分かりました。
吉本隆明の本は難しいのですが、この本は平明でありがたかったです。
勉強になりました。

★前田先生の次の本は3月発売予定です。御期待ください。

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