b8537_400「第3回 奇跡の算数セミナー」は,「数と計算」部門,「数量関係」部門の次に,「量と測定」部門で工藤良信先生が発表されました。
真っ先に,青森大鰐のリンゴの話からスタートです。お土産にリンゴをどっさり運んでくださったので,みんなリンゴにひきつけられました。それから,算数ソフトの効能が話されました。グイッと入ってきました。
工藤先生が強く語られたのは,「単元全体を1単位時間,2単位時間でふり返る手段は,算数ソフトしか見あたらない」ということです。
しっかりとふり返る,しっかりと復習するのに,算数ソフトが最適という事です。
以前からも,ソフトを使って授業をしている先生から,「テスト直前にソフトでふり返ると,効果バツグン!」と聞いています。「思い出しが速い!」「スピーディに反復できる!」のです。
工藤先生の話を伺いながら,やっぱり!と膝をたたきました。
工藤先生の発表で,一番驚いたのは,「宿題をやらない」「落ち着かない」「手遊びする」ような子が,業間休みなどに,ソフトを使って勉強をしたがると言うことです。これは嬉しい話しです。勉強して欲しいと思う子ほど,勉強をしません。そういう子が,ソフトで勉強したがるのです。有りがたいことです。
しかも,ソフトには,注意散漫な子も目を釘付けにされるほどの効力があり,これはまさに「ユニバーサルデザイン教材」と語っていました。この高評に熱くなるものを感じました。

そうして,今回初の「高校」部門では,浜田肇先生が平方完成のリスニングの実際をソフトを使って模擬授業をしてくれました。やってみて分かったのですが,リスニングは「正確に書きたい」という心が強く働きます。慣れてくると,「音声より,ちょっとはやく書きたい!」という気持ちになります。
また,正確さが自分にわき上がってくるという感じで,これまでにない学習の面白さを感じました。
win8のマシンがあれば,リスニングソフトを活用できます。こういった方面の新しい道が見えてきました。

この後,藤本先生と浜田先生がどんどん語りだし,中身の濃い一時を過ごしました。
次回には,このフリートークの時間も設けたいと思います。

最後に私の方から,算数ソフトのこの先のことを4つ話しました。
1つは,「家でもソフトで勉強をしたい」という子の願いを叶えられたらと思い,クラウドを作ったこと。
2つは,クラウドは家庭でも使えるので,1日10分~15分,家庭で算数をしたら,驚くような成果がでるであろうことを話しました。
3つめは,普通学級用として開発したのですが,特別支援のお子さんにも非常に効果があることが分かったので,その方面でも充実を図りたいこと。上原先生に特別のお願いをしました。
そうして,4つめは,オフレコの話しをしました。これが,懇親会でも大盛り上がりをしました。オフレコ話はいつもこんな感じです。

次回は来年の7月26日(土)を予定しています。ここでも,きっと新しいオフレコ話をすることになると思います。